ICカードのいろいろな歴史について
色々な方面で使われ始めたICカード。では一体いつ、誰がこのカードを作ったのか、実は1969年に工学博士の有村國孝さんと言う日本人が開発したそうです。
1969年に有村さんはICカードのアイデアを思いつき、1970年に特許申請を行いました。そして1976年、国内で特許の獲得に成功したのです。
ところが、その頃日本ではICカードが使われる事どころか、目にかかる事すら無かったのです。何故なら、磁気カードの流通を選んでいたからです。
また、磁気カードならICカードとは違い、コスト的にも物凄く安く作る事が出来るので、あっと言う間に日本全国に広がりを見せ始めました。
そして、もう一つ言えるのが、この頃の日本は今みたいにクレジットカードや、キャッシュカードの偽造や不正使用事件があまり起きていなかった事が一番にあげられます。
また、1980年から1990年にかけてテレホンカードがとても大ブームになったのも磁気カードが全国で活躍の場を見せた証しだと言えます。この結果さらにICカードは使われる場所を無くして行ったのです。
一方世界ではフランスが1970年代に有村さんと同時期にICカードを作っていたのです。そしてその後直ぐに日本とは違って、1983年に世界で始めてテレホンカードのIC化に成功すると、今度は1992年にキャッシュカードのIC化を世界で始めて実用として成功を収めました。また、アジアでは香港が1997年にICカードを使った地下鉄の乗車券を実用化に成功していました。
そしてこの成功のニュースがきっかけで1987年頃からJR東日本でずっと試験段階とされていたIC化計画を進めて、とうとう2001年に日本のICカードを代表する(Suica)が登場したのです。この事がきっかけで日本でもICカードのブームをもたらし始めたのです。
こうした事から日本がどれだけ遅れをとって遠回りしてきたかが見てとれます。有村さんが昔開発したICカードは今後私たち日本人にとってどのような効果を見せてくれるのか期待していきたいですね。